海外で見たミュージカルの中でおすすめTOP3

どうも。

 4月中旬に予定していた沖縄離島への新婚旅行の延期が決まりまして、落ち込みすぎて仕事が手につきません。みつばです。

 

コロナ、許すまじ。

 

 

さて、今日は、日本・海外含めてかなりの数の演劇を見てきた私が選ぶ、海外で見たミュージカルの中でおすすめベスト3をご紹介します。

アメリカに1年、オーストラリアに1ヶ月留学している間に、それはそれはたくさん演劇を見あさりましたので、その中からのチョイスです。

 

日本語版との違いなども少し触れながら、ご紹介していきます。

 

目次 

 

3位 THE LION KING (Sydney)


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第3位は、シドニーで見たライオンキングです。

(おそらく2014年くらい)

 

日本では劇団四季が上演しています。

(ちなみに、子役でオーディションを受けて見事に落ちたこともあります笑)

 

 

日本・シドニーアメリカで、ライオンキングは人生で10回くらい見ていますが、私はシドニーで見たライオンキングが断トツで1番でした。

 

まずは、劇場が素晴らしい。

www.instagram.com

日本の劇場はただの黒い箱のようなところがほとんどですが、シドニーのCapitol Theatreはお城の中のような作りで、劇場に入っただけでその雰囲気に浸る事ができます。

(ちなみにシドニーと言えばオペラハウスですが、私はこちらの劇場の方が好きです)

 

 

こちらのCapitol Theatreは、音響も素晴らしいです。

 

そのおかげで、最初の曲の”The Circle of Life”の第一声が響く響く。

アカペラでどんどん声が重なっていき、迫力もすごいです。

 

最初の曲が終わり、照明が一気に落ちたときには、感動のああまり涙が出ました。

そして1曲目にもかかわらず、観客からの「BRAVO!!」の声と拍手が鳴り止まない。

いろいろな舞台を見てきましたが、舞台を見て涙がでたのは初めてでした。

 

歌であの迫力を出せるのは、日本人キャストでは厳しいかもしれない・・・と初めて感じました。

 

日本人キャスト版の方が好きな演目もありますが、ライオンキングについては、オーストラリア版が断トツで素晴らしかったです。

 

 

ライオンキング自体、アニメに忠実だし、ストーリーもミュージカルの王道で起承転結もはっきりしているので、初めてミュージカルを見る人にもお勧めです。

 

 

2位 Cinderella (Calfornia)


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つづいて、第2位は Rodgers and Hammerstein's Cinderellaです。 

2016年くらいにカリフォルニア留学中に見たものです。

 

 

もともと、トニー賞の受賞式の動画でミュージカル自体を知ってはいて、全国ツアーでカリフォルニアに来ることを知って、大金はたいてチケットを取りました。

(かなりの値段がしましたが、あの衣装と舞台セットのクオリティーなら仕方なし)

 

 

www.youtube.com

 

Cinderellaといえば衣装の早替え

私が見に行った時のものでは、このyoutubeの動画の早替えよりもかなりスムーズに改良されていました。

 

ある程度舞台衣装の知識があっても、見ていて全くギミックがわからない早替えがいくつもあり、かなりわくわくします。

ボロボロの服からドレスに替わるのは、結構メジャーな方法ですが、逆にドレスからボロボロの衣装に戻る方法がわからなかった・・・

 

 

加えて、ストーリーも面白いです。

 

通常のシンデレラでは、シンデレラが舞踏会のあとガラスの靴を残してお城を去り、その靴のおかげで王子様と結ばれてハッピーエンドですが、ミュージカル版ではそうではありません。

一幕の最後、舞踏会から去ろうとするシンデレラは、階段でガラスの靴が脱げますが、まさかのそれを自分できっちり回収してから去ります。そして一幕終了。

観客一同「What???????」となります。

その後のストーリーは、ぜひ見てみて欲しいです。

(もし気になる方は、Wikiに英語版ですがストーリーがかなり詳しく載っているのでぜひ)

 

なかなか日本では見ることができませんが、もし日本版ができるとしたら、歌詞の和訳がどうなるのかとても気になります。

英語版の歌詞が最高なので、できればそのままであって欲しい。

 

 

まずは、ブロードウェイ版が日本に来てくれることを切望します。

 

 

1位 WICKED  (New York)


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 1位はWICKEDです。

2016年くらいにブロードウェイで見たものです。

 

これはもう、不動の一位です。

なぜなら、私はこれをブロードウェイで見るために英語も勉強したし、ニューヨークに行ったから。

 

もともと劇団四季版が大好きで、地元から新幹線で東京まで見にいきました。

曲は全て空で歌えるし、セリフもほとんど覚えていたレベル。

 

カリフォルニアに留学中、絶対にWICKEDを見たいと冬休みに単身でNYへ行きました。

これまた大金をはたいて最前列の中央の席をとりまして、最高の場所から見ることができ、夢が叶った・・・と泣きました。

 

 

WICKEDのストーリーは、オズの魔法使いのなかの良い魔女と悪い魔女は実は親友だった、というお話です。

歴史やストーリーは、人によって「作られている」というようなお話、大好きなのです。

 

かなり近くで見ることができたので、2人の別れのシーンでグリンダが涙を流しているところなども見ることができ、また、やはりブロードウェイキャストの声量と迫力に感動し、もう最高でした。

 

あとは、劇団四季版は日本語訳がムリをしているところがあり、英語ならではの表現がかなり削られています。(歌詞もセリフも)

そこを削るのか・・・というところまで削られているので、WICKEDは原作を見るのがおすすめです。多少英語の知識があると、原作の表現の方が圧倒的に面白いです。

 

 

 

オリジナル版ミュージカル観劇のすすめ

日本版のミュージカルももちろん好きです。

(Annieは日本版の方が好きですし)

 

しかし、オリジナル版にしかない面白さがかなりあります。

 

これまでに挙げたような、劇場の雰囲気や音響。

キャストの声量や迫力、あとはNYなどが舞台となっているものは、日本人ではやはり世界観に無理があります。

日本人の役者さんが劣っている、というわけではありませんが、やはり体格的に難しい部分がどうしてもあるということは否定できません。

(逆に、バレエなどダンスのスキルは、日本人のミュージカル俳優さんの方がすごいなと思うことが多いです)

 

 

そしてCinderellaやWICKEDで挙げたような、日本語での表現の限界。

それに気づくことができたのは、英語を少し勉強して、翻訳無しでも英語が多少聞き取れるようになったから。

 

日本語翻訳版では、オリジナル版の細かな英語のニュアンスが日本語では表現できていなかったり、海外の文化に基づくセリフ(宗教的なものや、流行のジョークなど)が消えていたりすることに気づきました。あとは歌でうまく韻を踏んでるものが消えていたり。

(具体的な部分はまたそのうちとりあげます。)

 

英語が難しい、という方は、ぜひ日本語版をみてストーリーを把握してからででも、一度オリジナル版のミュージカルを見てみて欲しいと思います。

 

 

本日はここまで。

次回は、日本と海外の観劇スタイルの違いについて取り上げます。

 

ではでは。

 

みつば

 

 
 

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「お互いの好きなものは一緒に楽しみます」

どうも。

ポテチがおいしすぎて手放せません。みつばです。

 

結婚してから、体重が4キロ増えました。なぜ。

原因が全くわかりません。(ポテチ)

 

 

 

さて、今日は気楽に更新します。

 

先月結婚式をした、旦那様のお話。

 

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結婚式は人前式だったので、誓いの言葉は自分たちで決めたのですが、その中に「お互いの好きなものは一緒に楽しみます」という言葉をいれました。

入籍しておよそおよそ8ヶ月。今のところうまくいってるのは、このことを守っているおかげだと思っています。

 

 

 

 

全然違う私と旦那様

 

あたりまえですが、旦那様は自分と全然違う人生を過ごしてきています。

 

超文系の私に対して超理系の旦那様。

運動部の私に対して帰宅部でゲーマーの旦那様。

テレビっ子だった私に対して全く芸能人を知らない旦那様。

(ちなみに旦那様は嵐のメンバーがわからない)

 

年齢が7つ違うので、そもそも子どものころの流行りなども違います。

 

 

話せば話すほど、私がこれまで知らなかったこと、見てこなかったこと、興味を持ってなかったこと、などを知ることができ、毎日面白いです。

 

ある程度大人になると、同じような経歴や興味の人としか関わらなくなっていきます。

それはそれでコミュニケーションも楽だし、楽しいですが、どんどん自分の世界や視野が狭くなっていくような気がしていました。

それを壊してくれたのが、旦那様です。

 

 

超文系の私と超理系の旦那様

私はかつて日本史の研究をしていたぐらい、歴史好き。神社や寺に行くのも大好きでした。しかし旦那様は日本史が昔から苦手で、そこの知識は皆無。

 

逆に、旦那様は高専で物理やシステムなどの勉強をしており、そのあたりがとても得意。私は高校で物理を勉強しなかったので知識がほぼ皆無。

 

どこか歴史的な場所に行けば、歴史の背景知識を旦那様に説明します。どうしてこの建築様式になっているのか。どんな人が作ったのか。などなど。

理系的な考え方については旦那様から教えてもらいます。どうして波はできるのか観覧車の動力はどうなっているのか、が葛西臨海公園に行ったときのメイントピックでした。

葛西臨海公園は素敵なデートスポット。決してそんなまじめな話をする場所ではない。きっと。)

 

ゲーマーの旦那様の影響で

旦那様の影響でよく見るようになったものがあります。

 


【バイオ RE2】エクストリームハードコアモードに挑戦!【MOD】

 

バイオハザードの実況動画です。(最近特にはまってる動画)

 

 

旦那様はバイオハザードを何周も何周もやっておりまして、それを横でずっと見るのが日課です。

最近、バイオRE2のすべてでS+をとることができて、喜んでいました。

 

 

私は、子どもの頃はゲームは1日1時間までで、PlayStationは買ってもらえなかった(任天堂のみ可)家庭だったので、バイオも遊んだ事も無ければ、同じゲームをそんなにやりこむということをしたことがありませんでした。

 

ずっと隣で旦那がゲームをしているのを見ていて、興味を持つようになりました。

バイオ面白いです。

 

ちなみに操作が下手すぎて、自分でゲームをするのは不可能です。

見る専門です。

 

 

 

古典好きの私とバイオ好きの旦那にどんぴしゃなもの


【狂言風ゲーム実況】#14 忠犬ハチ公に裏切られた。『バイオハザード RE:2』【すゑひろがりず】

 

私が古典好きで、M1で見てはまったすゑひろがりず

彼らがバイオ実況をやりはじめ、旦那様と私の好きなものにどんぴしゃで見始めて、日課になっています。

これも面白い。旦那様と一緒に楽しんでいます。

 

 

音楽好きの旦那様の影響で

他に、同人活動で音楽製作とかもやってた旦那様の影響で、初めて聞いてどはまりしたものもあります。

 


打首獄門同好会「日本の米は世界一」

 

それまでは、劇団四季などミュージカルの曲しか聴いてこなかったのですが、旦那様の影響で打首も聞くようになりました。

 

カラオケで旦那様と一緒に「米!」とやっています。

その次には「リトルマーメード」とか歌っています。

カオス。

 

オタク活動も一緒に

私のオタク趣味も旦那様と一緒に楽しんでいます。

今度はミュージカルの舞台も一緒に見に行く予定で、チケットをなんとか確保しました。

(コロナで中止にならないことを願う)

 

私がどはまりしている2.5次元の舞台にも旦那様が着いてきて、一緒に観劇しました。

周りは女性のオタクしかいない状況にも関わらず、飄々としていた旦那様。

「おもしろかった!」と言わせることができ、沼に落とすことに成功しました。

まずは過去作のDVDを見せていこうと思います。笑

 

 

 

最後に

好きなものを一緒に楽しむことができて本当に幸せ。

まだまだ共有できていない、お互いの好きなものがあるので、コロナで家から出れず暇な最近、積極的に共有していければと思っています。

 

 

みつば

 

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英語嫌いが留学して感じたこと

どうも。

 

在宅ワークで昨日と今日1歩も外に出ていないことに気がつきました。

みつばです。

 

運動不足で逆に体調崩しかけています。

 

 

 

今日は、英語と、留学のお話をしようかと思います。

英語嫌いがどんなきっかけで留学をして、なにがしんどかったか、というお話です。

 

 


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英語が嫌いなのに留学をする

前の記事でも書いたとおり、

 私は英語が嫌い&話せないのに、交換留学でアメリカに1年住んでいました。

azumaxfuuu.hatenablog.com

 

「留学」に対するイメージ、とりわけ日本人が持つ「留学」に対するイメージは、

英語が好きで、海外が好きで、そういうものに憧れている人が行く、キラキラしたイメージがあるのではないかと思います。

 

なぜこのようなイメージが根強いのか、そうではない理由で留学した身からすれば甚だ疑問ではあるのですが、

私の場合は全く正反対で、英語も嫌い、日本が大好きで出たくない、と思っていました。

そもそも小麦粉が苦手でパンが食べられないので、ハンバーガーもピザもアウト。日本以外に住んだら餓死する・・・と思っていました。

 

 

 

そんな私ですが、

経営学と演劇学を勉強したい!という理由でアメリカの大学を目指すことになります。

人生とは不思議なものです。

 

正直なところ、経営学と演劇学が勉強できれば、日本でもよかったわけですが、

わざわざアメリカの大学を選ぶことになったのは次の理由です。

 

経営学経営学部に所属していましたが、そこには経営学を勉強したくて経営学部に入った学生はほんの数人でした(350人中)。

それ以外の学生は、大学名欲しさに受験し、他の学部を全て落ちたので仕方なく経営学部を選んだか、就職でつぶしが効くからという理由で経営学部を選んだか、という感じでした。

そうなると、授業は崩壊していて、ディスカッションはまともに成り立たない、という状況でした。そもそもディスカッションのやり方を知らないし、ディスカッションのための経営学の知識も無い。

大学自体は地元で名が通った大学だったので、ここでこのレベルであれば他のどの大学でも同じだろう・・・と国内の他大学への編入という手段を諦め、経営学の本場、アメリカに行くことに。

 

演劇学:小学生の頃からミュージカルの舞台に立ち、感覚では習得ているものの、きちんと理論で勉強したいと思うようになりました。

ただし、日本の大学で演劇学を学ぶのはかなり難しい。学部自体存在しないし、あったとしても文学部の中にあったり。大学ではなく、専門学校だったり。

経営学も勉強したい気持ちもあり、ダブルメジャー(2つの学部を専攻できる)で勉強できる、アメリカの大学で、演劇の理論を勉強することにしました。

 

 

 

なぜ最初からアメリカの大学に進学しなかったのか、という疑問もあるかと思いますが、それは単純に費用面の問題です。家庭的ににアメリカの大学の進学はおろか、日本の私立の進学すら厳しいくらいでした。

しかし、幸いに大学は特待生で通うことができ、交換留学であれば留学費用が掛からなかったため、留学ができた、という超特殊事情があります。

 

 

どのくらい英語ができなかったか

交換留学について知識がある方はわかるかと思いますが、交換留学は語学留学とは異なり、英語力について基準があります。

 

私の行っていた交換留学先の基準はTOEFL61点以上。

協定校の中では、1番TOEFLの基準が低かった大学です。

 

TOEFLはリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4つ。

英語での大学の授業についていけるくらいの英語力があるか?を判定するテストです。

ちなみに1回の受験で3万円くらい吹っ飛びます。

 

このTOEFLが、英語ができない私には超難関でした。

61点をもぎ取るために、受験した回数はギリ片手で数えきれるか・・・?というくらい。

(受験費用で合計いくら掛かったかなんて考えたくない)

 

毎日10時間英語の勉強に費やしていも、

リスニングのセクションで0点に近い数字をたたき出したこともあります。

解けなさすぎて、試験中に寝たこともあります。

ここまで来ると、本当に英語は向いてないと思います。

 

最終的に、この試験で61点が取れなければ留学できない、というラストチャンスでなんとかようやくスコアをとり、滑り込みで留学の権利をつかみました。

 

 

TOEFLの点数があれば英語ができるのか

そんなことは全くありません。

試験でスコアがとれるのと、英語でコミュニケーションがとれるのは全く別ものです。

 

まず、空港のアナウンスが聞き取れず、 飛行機の降り方がわかりませんでした。

 

アメリカで最初に入ったハンバーガーショップでは

「FOR HRER?TO GO?」という中学1年生で習う表現ですら聞き取れませんでした。

 

大学寮でのルームメイトとのコミュニケーションは

5回ゆっくり言い直してもらって、ようやく聞き取れるかな、レベル。

ほとんどがジェスチャーでした。

 

経営学などの学術用語はある程度わかるものの、日常会話が全くできず、

そのせいで演劇学の授業の台本も全く理解できませんでした。

 

 

英語が嫌いなせいで、留学で苦労したこと

渡米から1ヶ月。

英語ができなさ過ぎて、英語嫌いに拍車がかかり、英語が聞こえてくるだけで吐きそうになっていました。

今思えば、完全に鬱状態です。

 

英語から逃げるように、日本のアニメや声優にどはまりしたのもこの時期です。とにかく英語を聞きたくなかった。

 

 

英語などの語学を習得するための1番の近道は、

とにかく聞いて、とにかく話すことです。

 

英語がめきめき上達していった日本人留学生仲間たちは、海外ドラマや洋画をめちゃくちゃ見ていて、そこから英語の表現などを覚えていました。

彼らは、例の海外大好き、英語大好きで留学に来た日本人たちだったので、海外のあこがれの世界が舞台になっていて、英語も好きだから、海外ドラマを見ることは勉強ではなく趣味なのだと。

 

しかし私にはこの勉強方法が苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

英語が嫌いなので、海外ドラマを見るのが全く楽しくない。すると、全く続かない。

ドラマ1話を寝ずに見ることができない。

日本のドラマは大好きなのに。

 

 

そして話すこと。

パーティーや飲み会がもともと苦手で、そういう場には殆ど出ませんでした。

かつて極度の人見知りだったこともあり、かつ英語ができないという引け目を感じると余計に足が遠のき、英語を話す機会がどんどん減っていきました。

留学をするような日本人は比較的社交的な人が多く、そこからも外れる自分。

 

英語が嫌いなので、英語を習得したいというモチベーションが本当に上がらず、英語を習得するために海外ドラマを見ることや、コミュニティを作っていくことが辛く、その感情がさらに英語を嫌いにさせるという、悪循環でした。

 

 

最終的にどうしたか。

 

英語習得のために無理して頑張ることはやめました。

 

授業を毎日受けて、恐ろしい量の予習や復習をこなし、ルームメイトと少し話をする。

大好きなミュージカルの舞台は何個も見に行き、観光も少しだけする。

 

それだけを淡々とこなし、1年間。

 

 

最後まで、英語ができるようになった気はしませんでした。

あの日本人、全然英語ができないよね、と最後まで言われ続けました。

 

 しかし、私は英語をできるように留学したわけではなく、経営学と演劇学を勉強するためにアメリカに来たのだからいいのだ、と自分に言い聞かせ、どうにか乗り切りました。

幸い、経営学も演劇学も、日本では学べなかったであろうことを経験することができ、目的は達成されていました。

 

英語の習得は私の留学の目的ではない。

 

英語が嫌いでもできるようにはなった

帰国して、もう一回、因縁のTOEFLを受けました。

 

スコアは88。

 

61点を取るだけであんなに苦労したのに、88点とれた。

アメリカにいたときは、全く英語ができるようになった気はしなかったけれど、着実に成長はしていました。

少しだけ、初めて、英語に対して自身を持てた瞬間でした。

 

発音についても、演劇学部でセリフの言い回しでかなり教授に矯正されたこともあり、日本語なまりが減っていたようで、英語を褒められることも増えました。

 

 

 

 

今でも英語は嫌いか?

多少英語ができるようになり、自身を持てたとしても、今でも英語は嫌いです。

極力英語を使うような働き方はしたくない、と思っています。

 

就活も留学経験を積極的に話すことはしませんでした。

留学してたなら、駐在とか憧れるでしょ?海外行きたいでしょ?と、ものすごく言われるからです。それはそれは、ものすごく。これは何ハラでしょうか。

留学経験がある人が、全員が全員英語や海外が好きだと思うなよ、と毎回思っています。

 

英語について思うこと

英語は相変わらず嫌いですが、留学を通して英語への考え方がかなり変わりました。

 

それは、

英語はとっても便利である

ということです。

 

このことに気づけたのは、カリフォルニアという、移民で英語を母語としないひとが多い地域で生活していた、という経験も、大きかったと思います。

 

世界共通言語を話せる、というだけで、コミュニケーションがとれる人の数が爆発的に増えます。新しいことを知ることができ、自分の関わることができる世界がかなり広がります。

 

これまで何を考えていたのかわからなかった人に、言葉で理由を聞くことができます。

これまで行けなかった場所に行くのに、すこし抵抗がなくなります。

 

英語が話せるというだけで、こんなにも世界が広がるのであれば、英語を習得するのも悪くはないのかもしれない。と思えるようになりました。

 

 

英語は相変わらず嫌いだけれども。

 

 

最後に

英語嫌いが留学に行くとかなり苦労します。

おすすめはしません。が、行ってみる価値はあります。

自分を苦しめるのが好きな人はぜひ。

 

 

 

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気づいたら経歴がよくわからなくなっていた話

はじめまして。みつばです。

 

コロナウイルスの影響で在宅ワークになり、

通勤時間の3時間が浮いたおかげで暇を持て余しております。

 

どうせなら勉強でもすればいいのでしょうが、

家で仕事をしているとプライベートとの境が無くなって、ただでさえしんどいのに、

仕事の勉強までし始めたらもう…ということで、

ブログをはじめます。よし。

 

このブログの方向性

特に決めてはいないのですが、

気づいたら人より特異な経歴になっていたので、

そのなかからお話していければいいかなあと思っています。

 

具体的な経歴…?

まず、現在は某企業で働く新卒1年目(もうすぐ2年目)です。

ここはまあ、そんなに特筆すべきところではないので、OK。

 

(会社でそれなりに浮いた存在になり始めてますが、大丈夫。

 お前は”普通じゃない”とか言われて、「”普通”って何?」ってなってますが、大丈夫。なはず。)

 

舞台歴14年

さいころからミュージカルの舞台に立っておりまして、

劇団に所属しながら、オーディションを受けたりして、

子役として出演していました。

 

気づいたら所属していた児童劇団の大御所になっていて、

演出や振付、団員のサポートなどの裏方もやり始め、大学生に。

 

団員をまとめてた経験から、組織心理などが勉強したくなって

経営学部に入りました。

(大学受験に失敗しまして、人生最初の挫折もここで味わいます。)

 

演劇学もやりたくなったこと、

大学受験の失敗の挫折を克服するため、

交換留学でカリフォルニアの大学へ1年間。

 

英語が吐くほど嫌いなのに留学する


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これは自分でもよく行ったなあと思います。

英語はほとんど話せず、日本食しか食べれない(小麦粉が苦手でパンが食べれない)

のに、経営学と演劇学が勉強したいがためだけに留学。

 

行く前はストレスで円形脱毛症になり、留学中はほぼうつ状態

となりながらもどうにか生き延びました。

(どう生き延びたか、どう勉強したかはまた後日)

 

留学の目的は、

留学先で、思う存分経営学と演劇学を学んで、

人生でどちらをとるか決めることでした。

 

演劇業界か?学者か?

 

 

よし。東大に行こう

結局、演劇ではなく、経営学の道に進むことに決めました。

中でも、私が興味を持ったのは経営学のなかでもかなりニッチなテーマ。

 

そのテーマを学ぶためには東大の大学院しかない。

 

留学から帰国して4か月の試験勉強で東大合格を目指すことに。

 

自分を追い込むため、滑り止めも受けず、

周りが就活してるのに、全くせず、

東大一本。

 

このときの精神状態はやばかったです。

目標を決めたらそれに向かって真っすぐ。

東大以外の道はすべて断ち切っていました。

 

 

奇跡的に東大生になる


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奇跡が起き、東大生になりました。

 

親戚一同、沸きました。

そもそも大学に行ったのが親戚の中で私が初めて(両親も高卒)なのに

大学院に進学、ましてや東大とは…!?みたいな。

 

 

東大生など、赤門など、テレビの中の世界だったにもかかわらず

自分が東大生になってしまった…

 

卒業するまで、自分が東大生であるということに慣れず、

学歴コンプレックスも持ち続け、

まわりの本物の天才たちとの差に絶望すら覚えました。

 

 

 

結局、研究の世界は向いていない、と気づいて

博士課程には進まず就職。

 

文系大学院卒、就活がそこそこ厳しい。

(目指していた業界のせいでもある)

 

 

 

そんなこんなで24歳で就職して、

新卒1年目で結婚しました。

 

気づいたら名字が変わっていた

交際期間5か月で入籍。

というか新卒1年目。

 

両親含め、会社の人や友人を驚かせ、

半ばあきらめられています。

 

また、あいつがなんか突拍子もないことをやっている、と。

 

 

 

気が向いたからと留学も行くし、

東大にも行くし、

中学は吹奏楽部にいたと思ったら、高校は柔道部入るし、

縁もゆかりもない場所が本社の会社に就職するし、

結婚もしちゃうし。

 

 

本人からすれば、

普通に思ったように行動しているだけなのですが、

どうやら普通ではないようです。

 

まあ、それに気づいたのはつい最近なのですが。

 

そんな普通ではないらしいいろいろを、

皆様に共有出来たらと思います。

 

 

まずはこんなテーマかな?

・留学の話 (どうやって英語を勉強したか、行くべきかどうか、とか)

・演劇やミュージカルの話(どう楽しむか、とか裏方的な話とか)

・東大という不思議な世界の話(あそこは特殊な世界。ほんとに)

・結婚して変わったこと変わらなかったこと

 

などなど。

 

とりあえず始めていきましよう。

 

 

どうぞおつきあいください。

 

 

みつば